便秘解消に高麗人参
日本人に多い便秘はストレスが原因
便秘には主に、弛緩性便秘、痙攣性便秘、直腸性便秘の3種類があります。この中で日本人に最も多いといわれる便秘が「弛緩性便秘」です。
弛緩性便秘は、腸のぜん動運動が弱くなることにより、腸に運ばれた食べ物の消化や吸収といった消化活動が止まってしまうことで起こる便秘です。
消化活動が停止してしまうと体内にある食べ物は、水分だけが腸壁から吸収されます。
すると、食べ物からは水分が抜け、硬くなり、スムーズに腸から運ばれてこなくなってしまうのです。
弛緩性便秘の原因は、生活習慣の乱れや精神的なストレスにあります。
胃や腸は内臓の中でも特にストレスに弱いという特徴があります。
ストレスによって自律神経のバランスが乱れると交感神経が活発になり、副交感神経が低下します。
交感神経が活発なると胃腸の動きが乱れやすくなり、副交感神経が低下すると胃酸の分泌量が増えて腸は不調を起こしやすくなります。
弛緩性便秘を改善するためには自律神経を整えることが重要です。
高麗人参が便秘解消に効果的な理由は、自律神経を整える作用があるからです。
実際に愛媛大学医学部の臨床試験でも、高麗人参に含まれるジンセノサイドが向精神作用を強く示すことがわかりました。
つまり高麗人参のジンセノサイドがストレスの緩和に効果的なのです。
弛緩性便秘はストレスによる自律神経の乱れが大きな原因ですので、ジンセノサイドでストレスを緩和することは自律神経の乱れを予防することに繋がります。
高麗人参が便通を促す
さらに高麗人参には便通を促すサポニンとミネラルが含まれています。では、サポニンとミネラルはどのように便通を促すように作用するのでしょうか?
・サポニンが血行を促進し代謝UP
体の代謝が落ちると内臓の働きは悪くなります。
内臓の働きが悪くなると、胃や腸の働きも低下して、便秘が悪化します。
高麗人参に含まれるサポニンには血行を促す作用があります。
血行が促進すると代謝が上がり、体温も上がります。
体温が上がると内臓の働きも活発になりますので、胃や腸の働きも活発になり、便通を促します。
・ミネラルが便を柔らかくする
高麗人参にはミネラルも多く含まれています。
高麗人参に含まれるミネラルのマグネシウムには、便を柔らかくする働きを持っています。
この働きから、マグネシウムは便秘薬の成分にも使用されています。
便が柔らかくなると排便もスムーズになりますので、便秘解消に有効です。
販売されている便秘薬の多くが薬の力で腸壁を刺激して便通を促します。
つまり、無理やり腸のぜん動運動を活発にして便通を促進させているのです。
便秘薬を使用するとすぐにスッキリしますが、根本的な改善にはなりません。
高麗人参には体質から改善へと導く生薬ですので、継続して摂ることで根本的な便秘体質を改善に促します。
便秘体質を本気で改善したいなら、高麗人参の摂取をおすすめします。