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高麗人参の副作用を知ろう

高麗人参の副作用が出やすい人

高麗人参は科学物質で作られた薬ではなく植物由来の生薬ですので、基本的には摂取量を守っていれば、大きな副作用が起こることはありません。
しかし、適量を超えて過剰摂取した場合は、副作用のリスクは高くなります。
具体的な症状には、頭痛、発熱、血圧上昇、めまいなどがあります。
また、以下に当てはまる方は、高麗人参を摂ると副作用が出やすいといわれています。

・肝臓に疾患のある方
高麗人参には肝臓の代謝に関わる成分が含まれています。
肝臓病で薬を服用している方や肝臓に何らかの疾患を抱えている方はかかりつけの医師の判断を仰いでください。

・高血圧の方
高麗人参には血圧を上げる作用があります。
高血圧の方や高血圧で血液を固まりにくくする薬(ワーファリン)を服用している方は使用を控えた方が良いでしょう。

・妊娠中の方、授乳中の方、乳幼児
適量であっても、妊娠中の方や授乳中の方、乳幼児の場合は、副作用を引き起こす可能性がありますので摂取は控えましょう。
実際に妊娠中の方が高麗人参を服用していたところ、新生児が死亡したという報告もあります。

上記に当てはまる方全てに副作用が出ると言い切ることは出来ませんが、普通の人よりも副作用を引き起こすリスクは高いので、摂取は控えた方が良いでしょう。

高麗人参は「下痢」を起こす?

実は、高麗人参を摂り始めて下痢になったという方が少なくありません。
下痢=体調不良と捉えてしまいますので、副作用と思われる方も多いでしょうが、高麗人参を摂ってすぐに下痢になるのは一種の「好転反応」ともいわれています。
好転反応とは、東洋医学で使われる用語で、薬の効き始めに起こる体調の変化のことです。
高麗人参を摂取し始めて下痢になるのは、今まで体内に溜め込んできた毒素が一気に排泄されるからです。
ですから、不摂生な生活をしてきた人ほど、高麗人参を摂ると下痢になりやすい傾向にあります。

高麗人参を摂り続けて下痢が続くのはせいぜい1~2週間です。
一ヶ月以上下痢が続くことはほぼありません。
高麗人参は何千年も前から現在に至るまで漢方薬に用いられてきた生薬です。
それだけの長い歴史がある生薬ですので、その効能と安全性は十分信頼できるものです。

初めて高麗人参を摂取して下痢になってしまうと、副作用かと思ってしまい、摂取を止めてしまう方もいるでしょうが、まずは一ヶ月試してみてください。
それでも下痢や不快な症状が続く場合は、速やかに服用をやめて、医師に相談しましょう。
高麗人参は薬ではありませんが生薬と言われるほど優れた効能を持つ健康食品ですので、副作用を引き起こさないためにも使用方法、摂取量は必ず守ってくださいね。
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