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高麗人参とエゾウコギの違い

高麗人参とエゾウコギの違い

エゾウコギとは、中国、ロシア、日本の北海道などの寒冷地帯に自生するウコギ科のハーブです。
疲労回復、免疫力UP、運動能力増強、滋養強壮など、効能が同じウコギ科の高麗人参と似ていますが、エゾウコギと高麗人参には大きな違いがあります。
高麗人参の特性成分が「ジンセノサイド」であるのに対し、エゾウコギの特性成分は「エレウテロサイドE」なのです。

高麗人参に含まれるジンセノサイドには様々な効能が認められています。
抗酸化作用、抗炎症作用、血行促進作用、中枢神経抑制作用、鎮痛作用、解熱作用、副腎皮質ホルモン分泌促進作用、ストレス緩和作用など、数えきれないほどの効能が期待されています。
一方、エゾウコギに含まれているエレウテロサイドEには、β(ベータ)-エンドルフィンの分泌を促す作用があります。
では、β-エンドルフィンの分泌が活発になるとどのような効能が得られるのでしょうか?

β-エンドルフィンの分泌が活発になるとどうなる?

エンドルフィンはエンドジーナス・モルフィン(体内性モルヒネ)の略称で神経伝達物質の一種です。
つまり、エンドルフィンはモルヒネ(鎮痛薬)と同じ作用を持っているのです。
なかでも、β-エンドルフィンは、非常に優れた鎮痛作用を持っています。
では、エゾウコギに含まれるエレウテロサイドEを摂って、β-エンドルフィンの分泌が活発になるとどのような効能が得られるのでしょうか?
1.鎮痛・鎮静作用
β-エンドルフィンは、モルヒネの6倍以上の鎮静作用を持つといわれています。
つまり、β-エンドルフィンが大量に分泌されると、肉体は痛みや苦痛に対して強くなるのです。
具体的には、体が疲れにくくなったり、風邪をひきにくくなったり、アレルギー体質の改善にも効果的です。

2.免疫力を高める
β-エンドルフィンは、T細胞を増殖させることがわかっています。
T細胞とは白血球の一種で、外部から侵入してきた細菌やウイルスなどに感染してしまった細胞を破壊する働きを持っています。
T細胞が減少すると、細菌やウイルスに感染しやすくなってしまい、がんのリスクも高くなることがわかっています。
β-エンドルフィンの分泌が活発になると、T細胞も増殖しますので、風邪や病気に対する免疫力が高くなります。

3.精神の安定
β-エンドルフィンは、分泌されると幸福感を得られることから、別名「幸せホルモン」とも呼ばれています。
肉体的な疲労だけでなく精神的な疲労も緩和してくれるので、精神を安定へと導きます。

4.脳力の向上
β-エンドルフィンは脳の活動をポジティブにする働きがあります。
分泌が活発になると、集中力を始めとした、思考力、記憶力、創造力など、脳の機能全体が向上します。

β-エンドルフィンの分泌を活発にするエゾウコギが世界的に注目され始めたのは1980年のモスクワオリンピックの後からです。
メダルを独占したソ連選手の多くがエゾウコギを飲用していたことで、その力が注目を浴びるようになりました。
そのパワーは、同じウコギ科の高麗人参よりも優れているといわれています。
しかし、高麗人参には4000年の歴史があります。
薬や生薬は体に入れるものですから、重要視されるのは効能よりもその歴史です。
どれだけの人に服用されてきたか、どれだけの期間服用され続けてきたかが、その薬の信頼性、安全性を裏付けます。
エゾウコギは発見されて使用が承認されてから、まだ100年も経っていません。
体に入れるものですから、単純に効能だけでなく、何をもって優れているのか、信頼できるのかを総合的に判断して、自分にとって最良のものを選びましょう。
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