高麗人参はパニック障害も改善？

パニック障害の原因

パニック障害を重度の精神疾患だと思われている方も少なくないでしょうが、実は誰にでも起こりうる疾患なのです。
主な症状は、病名の通り突然動悸や息切れが生じたり、強い不安が襲ってきたりするような症状が繰り返しやってきます。
まさに、心身がパニックに陥った状態です。
パニック障害の根本的な原因はまだ解明されていないことが多いのですが、現段階では複数の要因が重なることで、脳の神経や神経伝達物質に異常が生じて起こると考えられています。
つまり、パニック障害は心の病気ではなく、正確には「脳の病気」なのです。
パニック障害を引き起こす要因は主に４つです。

１．気質
一般的に、心配性だったり、不安になりやすかったりする人の方がパニック障害を起こしやすいと言われています。

２．遺伝
パニック障害の原因である遺伝子は解明されていませんが、家族にパニック障害を発症したことがある人はそうでない人と比べて約４倍以上もパニック障害にかかりやすいという報告もあるそうです。

３．幼少期のトラウマ
幼少期に虐待やいじめなどの辛い体験をしたことのある方はパニック障害に陥りやすいといわれています。

４．ストレス
強いストレスを受け続けると自律神経が乱れて、交感神経（不安・緊張）が優位な状態が続きますので、パニック障害を引き起こしやすいといえます。
また、途上国と比べて先進国の方がパニック障害の発症率が高いことから、ストレスの影響は非常に大きいとされています。

このような要因が複合的に生じることで、パニック障害が発症します。
パニック障害を予防、改善するためには脳の神経や神経伝達物質の異常を正常に整えることが重要です。
そこで、注目されているのが高麗人参なのです。

高麗人参はパニック障害にも有効！

高麗人参がパニック障害に有効だといわれている理由は２つあります。
一つはセロトニンの分泌を促すから、もう一つはノルアドレナリンの分泌を抑制するからです。
では、なぜそれらの働きがパニック障害に有効なのかをご説明します。

・高麗人参がセロトニンの分泌を促進
パニック障害は、心身に強い不安が襲ってくることで起こる病気です。
心身が不安を感じる理由は「ノルアドレナリン」という脳内物質にあります。
というのも、人はノルアドレナリンが大量に分泌されると、「不安」や「心配」などの感情が強くなるのです。
そんなノルアドレナリンの大量分泌を抑える物質が「セロトニン」です。
セロトニンの分泌が活発であると、ノルアドレナリンの分泌は抑えられますので、パニック障害になりにくいといえます。
セロトニンの分泌を促すために大切なことが睡眠です。
睡眠習慣が乱れていたり、質の悪い睡眠しかとれていなかったりすると、セロトニンは活発に分泌されません。
睡眠の質を高めることがセロトニンの分泌を活発にしてくれるのです。
睡眠の質を低下させる大きな原因はストレスにあります。
ストレスを受けると自律神経が乱れますので、眠りについてもなかなか眠れない状態が続いたり、しっかり眠っても疲れがとれなかったりなどの状態に陥ります。
高麗人参に含まれるサポニンには精神鎮静作用がありますので、乱れた自律神経を整え、心の安定を導きます。
サポニンがストレスを緩和することで、睡眠の質は高まり、セロトニンの分泌も活発になります。
セロトニンの分泌が活発になるとノルアドレナリンの大量分泌も抑制しますので、不安な気持ちも落ち着きます。
不安感が弱くなることで、パニック障害の予防・改善にも役立ちます。

・高麗人参がノルアドレナリンの分泌を抑制
パニック障害は脳の病気ですので、予防・改善するためには脳を正常に働かせることが大切です。
正常な脳を保つためには、脳の栄養補給が大切です。
脳の栄養には、アミノ酸、ビタミン、ミネラルがあります。
これらの栄養が不足すると、脳は体に「栄養不足！キケン！」という指令を出します。
脳から指令が出ると、体は血液の流れを抑えたり、交感神経を優位にしたり、筋肉に血液を集めたり、アドレナリンとノルアドレナリンを大量分泌したりすることで体を守ります。
この指令がパニック障害の原因にもなるのです。
高麗人参には、脳の栄養となるアミノ酸、ビタミン、ミネラルが全て含まれていますので、毎日摂ることで脳を正常な状態に保ちます。
脳の栄養不足を予防することで、パニック障害の要因となるノルアドレナリンの分泌を抑制しますので、パニック障害のリスクを下げる働きもあります。

このような働きから、高麗人参はパニック障害の予防・改善に効果的であるといってよいでしょう。
パニック障害は誰にでも起こり得る病気です。
ストレス社会に生きる全員がパニック障害予備軍ともいえます。
パニック障害の改善だけでなく、予防のためにも高麗人参習慣を始めませんか？