高麗人参はいつ飲むと効果的?
高麗人参の摂るタイミング
高麗人参に含まれるサポニンは血液循環を良くしたり、自律神経を調整したり、抗酸化作用を持つことから、肩こり、冷え性、腰痛、便秘、肌荒れなどの諸症状を改善へと導くだけでなく、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、肝臓疾患などの予防や改善にも期待できます。また、高麗人参にはサポニン以外にも、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養素がバランスよく含まれていますので、非常に多くの健康効果が期待されています。
そんな高麗人参ですが、より効果を発揮するためにはいつ摂れば良いのかが気になりますよね?
そこで今回は、高麗人参を摂る効果的なタイミングを、形状別にご紹介します。
1.高麗人参サプリメントの場合
処方薬の場合、摂る量やタイミングが決められていますが、サプリメントの場合、その位置づけは補助食品ですので、基本的に摂るタイミングは指定されていないものがほとんどです。
ただし、サプリメントにもより効果的な摂取のタイミングはあります。
それは食前・食後です。
栄養補給ですので、食べ物を消化・吸収するタイミングのときに一緒に摂ると、サプリメントの吸収もスムーズですので、食前、または食後がおすすめです。
2.高麗人参ドリンクの場合
ドリンクは液体ですので、他のタイプに比べて消化・吸収が早いという特徴があります。
ですから、精神的にも肉体的にも即効性を感じたいときに摂るのがおすすめです。
例えば、すごく疲れているときや、いつも以上に気合いを入れたい特別な日などの一日の始まりの朝に摂ると、脳を活性化させて心身が元気になるでしょう。
また、高麗人参に含まれているビタミン、ミネラルは食後に摂ると吸収を高めますので、食後もおすすめです。
3.高麗人参の漢方薬の場合
高麗人参の漢方薬の場合、食前などの空腹時がおすすめです。
空腹時の胃の中は酸性です。
生薬や漢方薬は胃が酸性の方が、強い成分の吸収が穏やかになるという特徴があります。
高麗人参に含まれるアルカロイドは成分の中でも強い部類に入りますので、胃が酸性のときに摂ることで吸収を穏やかにし、胃への負担を軽減します、
4.高麗人参の粉末の場合
高麗人参の粉末の場合、料理や飲み物に加えるだけで良いので、いつでも手軽に高麗人参を摂ることが出来ます。
それらの摂り方でも良いのですが、実は高麗人参はお酒とも相性が良いのです。
高麗人参を摂ると、お腹が緩くなってしまう方います。
お腹が緩くなってしまう原因は高麗人参に含まれるマグネシウムにあると考えられています。
マグネシウムは腸内の水分量を増加させる働きがあることから、便秘薬にも含まれている成分なので、体質によってはお腹が緩くなってしまうこともあるのです。
しかし、マグネシウムはお酒と摂取すると吸収量を押さえられますので、高麗人参を摂ってお腹が緩くなってしまう方にもおすすめの摂り方なのです。
作り方は、お湯で高麗人参の粉末を溶いて、ブランデー、ウイスキー、焼酎など、お好みのお酒に加えるだけです。
食中や食後に適量を摂ることがおすすめですよ。
当然ですが高麗人参が入っていてもお酒ですので、飲みすぎは逆効果ですので、コップ1~2杯程度で済ませましょう。
高麗人参は継続して摂ることで効果実感を得られるようになりますので、自分が取り続けられる方法、タイミングで摂ることが大切ですよ。