高麗人参で冷え知らず！

高麗人参で「未病」を改善

東洋医学では、冷え性を「未病」と表現しています。
未病とは、病気ではないものの、病気の一歩手前の段階にある状態のことです。
病気ではない体の不調の改善に昔から用いられているものに漢方があります。
漢方は薬ではない自然由来の生薬の力を借りて体質を改善していくことを目的として古くから用いられています。

高麗人参も漢方の処方に用いられる生薬の一つです。
東洋医学では、高麗人参に含まれる成分が冷え性の体質改善に効果的であるとされています。
その理由は高麗人参に含まれる「サポニン」という成分にあります。
高麗人参に含まれるサポニンは悪玉コレステロール値を下げて、血液をサラサラにする働きを持っています。
血液がサラサラになると、血管内での血液の流れがスムーズになりますので、血行不良の改善に有効です。
さらに、サポニンには血管拡張作用もあります。
血管が拡張されることで流れる血液の量も増えますので、全身によりたくさんの血流を流すことが出来ます。
これにより、毛細血管など体の末端まで血液を届けますので、体の冷えを予防、改善へと導きます。
実際に、高麗人参を摂った人の血管を観察すると、毛細血管が拡張したことが確認されたそうです。
このような働きから、高麗人参には未病である冷え性を予防、改善する効果が期待できます。

高麗人参は代謝を高めて体の熱をつくる

体の冷えが起こる理由は、代謝が低下して体の中で上手く熱が作られないことにあります。
男性よりも女性に冷え性が多い理由は、代謝の違いにあります。
男性は女性よりも筋肉量が多いので、代謝が高く熱が作られやすい状態にあります。
一方の女性は、男性よりも筋肉量が少ないので代謝が低く熱が作られにくいのです。

冷え性を予防、改善するためには、代謝を上げて体の中から熱を作り出すことも重要なのです。
高麗人参には鉄、ナトリウム、リン、アルミニウム、マンガン、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などミネラルが豊富に含まれています。
ミネラルは代謝を助ける重要な働きを担っていますので、十分に摂ることで効率的に代謝活動が行われます。
代謝が活発になると熱が発生しやすくなりますので、体温も上昇します。
これにより血液の循環が良くなると、血行不良によって起こっていた体の冷えだけでなく、冷えからくる頭痛、肩こり、腰痛などの症状改善も期待できます。

高麗人参には直接的に血行を促すサポニンだけでなく、間接的に血行を促すミネラルも豊富に含まれていますので、冷え体質を根本的に改善へと導きます。