足の辛いむくみに高麗人参はいかが?
足のむくみの原因
そもそも、私たちの下半身(下肢)に流れている血液は、重力に逆らいながら心臓へ流れていますので上半身の血液と違って滞りやすいという性質があります。だからこそ、血液の流れを促すために静脈の弁や足の筋肉の働きが重要です。
しかし、足の筋肉の機能が低下したり、静脈の働きが低下したりすると、血液の流れが悪くなります。
これが、足のむくみが起きるメカニズムです。
足の筋肉の機能が低下したり、静脈の働きが低下したりする原因はいくつかあります。
日常生活の中で考えられる原因は以下の4つです。
1.長時間の立ち仕事
長い時間立って作業をしていると、重力の関係によって血液は下に溜まっていきます。
血液が下、つまり下半身に溜まると血流が滞るだけでなく、静脈内に血液が溜まり、静脈圧が上がります。
静脈圧が上がると、回収されるはずだった余分な水分が押し返されてしまい、血管外に細胞間液として溜まり、むくみが生じます。
2.筋力の低下
下半身に流れてきた血液を心臓へと送り返すためには足の筋肉の収縮が欠かせません。
足の筋肉は血液循環を促すポンプの役割がありますので、そのポンプの収縮が弱まると血液循環も低下します。
また、筋力の低下により、冷え性、血行不良を引き起こすこともむくみの原因となります。
3.塩分過多
塩分を摂り過ぎると血中の塩分濃度を下げるために、体は水分を溜め込もうとします。
これにより、体の中には余分な水分が留まりやすくなり、むくみとなります。
4.肝臓、腎臓機能の低下
肝臓には、血管内で水分を保持する「アルブミン」という成分を作る働きがあります。
肝機能が低下しているとアルブミンがスムーズに生成されなくなり、動脈の水分が血管外に出やすい状態となります。
そして、むくみを引き起こすこととなります。
また、腎臓には体内の余分な水分を尿として排出する働きがありますので、腎機能が低下すると、余分な水分が体内に溜まりやすくなり、むくみを引き起こします。
高麗人参がむくみに効果的な理由
高麗人参がむくみに効果的な理由は、むくみが起こる様々な原因を予防し、改善する働きを持っているからです。では、高麗人参がどのようにむくみの予防・改善に作用するのかをご説明します。
1.血流の改善
高麗人参に含まれるサポニンは血中の悪玉コレステロールを低下させる働きを持っています。
悪玉コレステロールが増えると、血液はどろどろになり血液の流れが滞りますので、悪玉コレステロールの増加を防ぐことで血液の流れを促します。
また、サポニンには、血管内にできる血栓を出来にくくする働きもありますので、血栓の増加を抑制することで血流の詰まりを防ぎ、血流をスムーズにします。
さらに、サポニンは毛細血管の血流の改善にも有効とされていますので、毛細血管の流れが良くなることで体の隅々にまで酸素や栄養を十分に届けることができます。
2.筋力の維持
高麗人参に含まれるアルギニンは成長ホルモンの分泌を促進させる働きを持っています。
成長ホルモンの分泌が活発になると、全身の代謝が促されますので、脂肪の減少に加え、筋肉の維持・増強などにも繋がります。
また、高麗人参に含まれるアミノ酸は筋肉の元となる栄養ですので、積極的に摂ることで筋力の維持・増強を促します。
3.塩分濃度を調整
高麗人参に含まれるカリウムは体内で増えすぎた塩分の排出を促す働きを持っています。
カリウムは体内の水分バランスを調整して、余分な水分は排出するように促す作用も持っていますので、塩分過多によって起こるむくみに悩んでいる方には欠かせない栄養素の一つです。
4.肝臓・腎臓を強化
高麗人参に含まれるサポニンには肝機能と腎機能を助ける働きを持っています。
肝機能に関しては、サポニンがアルコールの分解を促すことで、肝機能の低下を予防します。
さらに、サポニンは抗酸化作用も持っていますので、肝臓の細胞を酸化させて機能を低下させる活性酸素からも肝臓を守ります。
一方腎機能に関しては、高麗人参が腎機能を低下させる原因成分「血清メチルグアニジン」の生成を抑制することがわかっています。
また、腎臓も肝臓も血流が良くなると機能も活発になりますので、高麗人参のサポニンで血流が改善されると2つの機能も高まります。
このように、高麗人参には足のむくみが起こる原因を予防・改善へと導く栄養素が含まれています。
辛い足のむくみに悩まされている方は、高麗人参でむくみ体質を改善していきませんか?